社会における新しい働き方としての在宅ワーク

公開日:  最終更新日:2015/11/25

在宅ワークとは、かつて内職と呼ばれていた家庭内副業の意味合いで使われることの多い言葉だと思います。外に働きに出ることが難しい主婦や、お年寄りなど無職の方、あるいは給与所得のある会社員であってもお小遣い稼ぎのために、家でこっそりと行なうのが在宅ワークのイメージではないでしょうか?しかし、家にいながらにして仕事ができるという利点が、近年では特にインターネットの普及に伴って注目され、SOHOという言葉の流行に見られるような、ホームオフィスという形態で在宅で働く人が増えていると言われています。

また、同時に近年進んでいる雇用形態の多様化も、在宅ワークという働き方を社会的に位置付けている下地と見られています。広義では、自営業者も自宅で事業を行なっていれば在宅ワーカーと呼べるでしょうから、元々珍しいものではないのかも知れませんね。在宅で働くメリットと言えば、やはり何と言っても家にいながらにして仕事ができるという点です。毎日の出社の必要がなく、朝の仕度、通勤時間、混雑などのコストを最小限にできる、職住近接の究極と言える環境です。インターネットなどの通信網を活用すれば、頭数を一か所に集める必要もなく仕事を割り振りできるので、大企業も社員に在宅勤務をまかせていることがあります。

都市部では出勤時間で発生する混雑や渋滞が問題となっているので、在宅ワークは社会的に要請されているものなのかも知れません。自由業、フリーランスの個人事業者の方達は、オフィスワークである場合、共同で働ける部屋を借りる、コワーキングという形態を選んでいることもあるようです。人によっては家の中では仕事に集中できないという性格の人や、朝に外の空気を吸いたいというような気分的な好みがあるでしょうから、基本的に在宅ワーカーの数は一人ひとりの向き不向きが反映されているのが実状だと思います。それでも歴史的に見れば人類はかつてないほど家にいる時間が長くなっているはずですので、在宅ワーカーはこれからも確実に増えていくと考えてよいでしょう。